会社情報
事業概要
増田煉瓦がプロデュースするブランド“BeBRICK”は、
煉化石窯の製造を中心にレンガにまつわる様々な事業を展開しています。
- 主な事業内容
- 煉化石窯の設計製造
- 窯周辺道具の販売
- ピッツァ生地(冷凍)の販売
- ピッツァ&パン技術研修
- レンガ・建材の販売及び工事
会社概要
名称 | 増田煉瓦株式会社 |
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所在地 |
群馬県前橋市石倉町四丁目18-11 |
電話 | 027-251-5824(代表) |
設立 | 大正6年(1917年) 2月1日 |
資本金 | 10,000,000円 |
代表者 | 代表取締役 増田 晋一(1960年生) |
沿革
明治35年:増田定吉(埼玉県児玉郡明戸村出)が群馬県前橋市にて、煉化製造、煉化建築および汽缶煉化積み 煉化築炉工事請負を開業
背面の〇枠に定の文字は創業者の増田定吉の名前から一文字引用し、
〇に定で円が定まるということから商売繁栄を祈念した商標です。
大正 6年 | 増田煉瓦工場 創業 赤煉瓦製造工場 設立(現本社) |
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昭和 2年 | 山賀酒造様酒造蔵の煉瓦製造と煉瓦積に携わる(現在ラピッツェリア・煉化の蔵で活用) |
昭和25年 | 増田煉瓦工業株式会社 設立 代表取締役社長に増田 牧太郎就任(2代目) |
昭和40年 | 群馬県藤岡市に煉瓦専用の藤岡工場を新設 |
昭和53年 | 代表取締役社長に増田 邦雄就任(3代目) |
昭和57年 | 藤岡工場に煉瓦焼成用自動化設備導入 |
平成元年 | 煉瓦製造中止し、煉瓦の委託生産を開始 |
平成 7年 | フロン回収装置のコンプレッサ供給開始 |
平成 9年 | 米国のGlen-Gery Corporationとシンブリック(薄い煉瓦)の委託生産契約締結 |
平成10年 | 増田煉瓦株式会社に社名変更 代表取締役社長に増田 晋一就任(4代目) |
平成11年 | 米国のREAL BRICKとシンブリックの委託生産契約を締結 ブリックガーデンシステム(屋上緑化システム)の基礎開発を修了 (平成10年度前橋市新製品・新技術開発補助金制度の活用) ガス式ピザ窯の基礎開発を修了し受注生産開始 |
平成13年 | グッドデザインぐんまにフラワーポットとペイビングシートが認定 ナポリ風ガス式ピザ窯の製品開発を終了し、生産開始 (平成12年度前橋市新製品・新技術開発補助金制度の活用) 中小企業創造活動促進法に基づく群馬県知事の認定企業に承認 ガス式ピザ窯が群馬県【1社1技術】に認定 |
平成14年 | 前橋市産業・社会振興貢献優良企業 として表彰 地域創造技術研究開発事業として乾式組積用煉瓦の試作および工法技術が関東経済産業局より承認 地域創造技術研究開発事業として乾式組積用煉瓦の試作および工法技術が関東経済産業局より承認 |
平成15年 | 薪式ピザ窯の受注生産開始 |
平成16年 | 群馬県おすすめサービス知事賞を受賞 |
平成17年 | ユーティークリート(セメントボード)の45分準防火国土交通大臣認定を取得 株式会社ガンジョーネの設立(長岡製作所/藤村製作所/北山厨房の共同出資) |
平成18年 | ガンジョーネ社で窯焼きのアンテナショップを立ち上げ(グリル用のガス式煉瓦オーブンの開発着手) ガス式回転炉床パン窯の開発を着手(群馬県新製品研究・開発支援対策補助金の活用) |
平成19年 | ガス式パン窯の販売を開始 煉瓦ドーム型ガス式ピザ窯POG-HARUNA900型の販売開始 |
平成20年 | ユーティークリート(セメントボード)の外壁(耐力)30分間防火性能の国土交通大臣認定を取得(ブライトン株式会社と共同出願) |
平成21年 | 移動式ガス式ピザ窯を商品化しキッチンカーでは東京都/群馬県の保健所営業許可を取得 |
平成22年 | 省エネタイプのガス式パン窯・ピザ窯・グリル窯を開発 前橋市産業・社会振興貢献優良企業 として表彰(2回目の受賞) 省エネ型ガス式パン窯ピエール1000・1200型を販売開始 |
平成23年 | 前橋市産業・社会振興貢献優良企業 として表彰(2回目の受賞) ガス式ピザ窯の台湾企業とのOEM供給契約締結 ガス式タンドール窯の開発終了し商品化へ |
平成24年 | グッドデザインぐんまにガス式パン窯ピエール型が認定 |
増田煉瓦株式会社の経歴
創業当初から続く煉瓦づくり
創業当時から、煉瓦は建材以外に竈や炉の材料として、利根川流域の粘土を採取して薪で煉瓦を焼いて製造していました。
今でも竈の製作は年に数基創らせていただいております。
最近は竈で生活をしたことのない若い世代が興味を持ってくれたり、焼いもの土窯を依頼されることなど、まだまだ土の調理器は必要とされているんだと実感します。
最近注目されていますピッツァ窯は15年前に地元の調理師さんからの依頼があって挑戦したのが始まりです。
ピッツァ窯の製造でも生かされる蓄熱技術
1996年からピッツァ窯の製造販売を開始し、イタリアのピッツァ窯を日本独特の厨房技術と築炉技術をベースにたくさんの石窯を製造してきました。
弊社の窯の大きな特徴のひとつで煉瓦固有の蓄熱効果があります。
開発当初 ガス窯では窯内温度は350℃が限界でした。
今回の窯のように窯内温度が450℃を維持するには、この蓄熱という発想が必要でした。煉瓦を焼いていた会社でこそ知ることが出来る土と炎のベストバランスを小さな空間で演出するのが私どもの仕事です。
たとえば、竈は少ない燃料で最大限の熱エネルギーを発することの出来る日本の食文化を支えてきました。ピッツァ窯は表面の焼きと90秒という短時間で焼きあげる火の力とのバランスが要求されます。
その焼きを活かすのに重要なのは窯床部とその内周の蓄熱と上部の蓄熱であると考えています。
蓄熱層の厚さは、ガス窯で150~200mm厚を、薪窯で350~400mm厚を確保しています。さらに、軽量化を実現しつつ蓄熱性能をイタリアから輸入している発泡煉瓦LECAで熱のたまりを向上させています。
炉材、炉床はもとよりガスバーナーの設計まで
ガス窯では数種類の窯材を適材適所に配しております。
この煉瓦の違いで、焼物の熱の入り方が決まり、焦げかたもきつい焦げから、香ばしい焦げに替わります。
窯内の窯煉瓦はフランス製、イタリア製、日本製、韓国製でそれぞれの特徴をいかした機能性窯煉瓦を採用しています。
この窯床の材質とその下の蓄熱量で生地の裏の焼きが決まります。
次に重要なのが、炎を如何にコントロールして少ない燃料で450℃まで維持させるかの炎の巡りです。いろんな窯に合うガスバーナーを独自で設計しています。
煉化石窯でおいしいものをつくっていただくために
煉化石窯で調理することの利点、美味しさの秘密は何といっても火の力と土の力のハーモニーでしょう。ステンレスや鉄板のオーブンが現在一般的ですが、長い歴史から見れば、電気が普及した頃から発生した調理器具が皆さんあたりまえにおもっていますが、電気がない時代でもおいしいものはありました。
それを創っていたのが煉化石窯だとおもいます。
パンやピザに限らず、全ての料理をおいしく調理するためには高温が必要不可欠なのです。その高温を現代風にアレンジした窯として、ピッツァ・パン・グリルなどの現代のニーズにあった商品を開発提供しております。
今後も私どもが必要とされる限り、煉化石窯を必要とする調理人さんが唸るような窯でおいしいものが提供できるように技を磨いて窯を創り続けゆく所存です。